CTRとはどういう物か

CTRとは、「クリック率」のことです。
掲載した広告が、どのくらいクリックされたのかという割合を表します。
インプレッション数(訪問者に表示された回数)の中で、実際にクリックされた数を割ることで求められます。

CTRは、当然ながら高いに越したことはなく、SEOの観点からしても大事だと言えます。
SEOにおけるCTRは、基本的に検索順位に比例し、上位表示されるほど高くなります。
上位表示されるということは、訪問者の目に触れる機会が多くなるからです。
つまり、CTRを上げるには、検索順位を上げるのが近道だということです。
そして、CTRを上げることには以下のような利点があります。

一つ目は、「広告ランクが上がる」。
CTRが上がると、価値の高い広告だと判断されるので、広告ランクも上がります。
広告ランクが上がると、「単価が安くなる」「掲載順位が上がる」などということにつながります。

二つ目は、「広告およびランディングページの質が上がる」。
CTRが上がると、ユーザーデータもより多く得られることになります。
それにより、ニーズの分析も精度が上がり、さらにクオリティーの高い広告やランディングページを作れるようになります。

三つ目は、「コンバージョン数が上がる」。
ランディングページに訪れる人の数が増えると、比例してコンバージョン数も上がります。
コンバージョン数は、コンバージョン率と訪問者数をかけることで割り出されるからです。
では、CTRの目安ですが、これはだいたい1%程度と言われているものの、広告媒体やどのような端末を使っているかによって変わってきます。
Facebookでは1%程度だったのが、Googleのリスティング広告だと4~5%くらいになることもよくあります。

一般的には、CTRはBtoB業界では高くなり、BtoC業界では低くなるとされています。
また、媒体によって何をインプレッションとするかも変わってくるので、出稿する時は「どの媒体に」「何をインプレッションとするか」を確認することは必須です。